話が合わない、つまらない



付き合っている人と話が合わない。

夫と話が合わない。

妻と話が合わない。

具体的にどう合わないのでしょうか?

あなたがそう思っているだけでしょうか?

相手もそう思っているのでしょうか?

既に関係を続けている相手と話が合わないことに悩んでるという人は結構います。

もともと他人ですから、合わない所があるのは当然です。

合わない所はあっても、それを認められて受け入れられるパートナー同士は上手く関係をつづけていくことができます。

合わないことによって、頭にきて文句を言ったりするのは、健全なことです。

そうやって、口に出して相手に伝えることで、直せることは直して、あきらめられることはあきらめながら、お互いが協力して関係を続けていけるのです。

合わないという状況を引き起こす原因を書き出す


合わないことで思い悩む状態が続くということは、あなたの中にうっせきした感情があり処理できていないということを示しています。

先ずは、何が話が合わない状態を引き起こしている原因として考えられるかを、どんな些細なことでもいいので書き出してみることをお勧めします。

小さなことでも積み重なると、かなりの負担になったり、他人にとっては小さいことでも、自分にとっては大きなことであることも多々あります。

「そんな小さなこと」と顕在意識では無視することでも、潜在意識に大きな影響を与えていることもあります。

考えられる原因を書き出す際は、その原因に対して自分がどう感じているかの感情も書き出してください。

例えを挙げると、

‐「いつも、あなたの言う事を頭ごなしに否定する相手に対して、自分が馬鹿にされているみたいで腹が立つ」
‐「いつも自分を卑下する、自身の無い相手に、悲しくなる」
‐「話すといつも相手の感情を逆なですることを言ってしまい怒らせてしまうので、話すのが怖い」
‐「相手に話しても、興味無さそうな態度をとるから、一生懸命話している自分がいたたまれない気持ちになる」
‐「相手が人の話を聞きくより、自分の事を話したくて、いつも聞き役になっていて、ストレス発散できず欲求不満」
‐「いつも忙しくて疲れていて、2人でいるときは話もせず寝るだけなので、一緒にいる意味が無いようでむなしい」
‐「相手と話す時間を取るより、他のことをする方が楽しいので、つい相手と話す時間をおろそかにしてしまい、罪悪感を覚える」

などがあるかもしれません。

思い当たる全てを書き出してください。

相手と合わない原因がわかなければ、、、


原因がいまいち思い浮かばない場合は、以下の項目に思い当るところがないかを考えてみてください。

  • 相手に対して、こんなこと話しても無駄と考えていないか。
  • 相手の行動や、癖、言動などに我慢できない所がないか。
  • 相手が、自分の事ばかりで嫌になっていないか。
  • 自分の方が頭が良くて、相手には話しても理解できないと、相手を見下していないか。
  • 自分に自信が無いために、自分を出したらふられるという怖れから、相手に対し、本当の自分を出せないでいないか。
  • 自分の事で精一杯で、相手の話を聞く余裕がないのではないか。
  • 相手に言えない悩みを抱えていないか。

相手と合わない、その上で、、、



そして、以下も考えてみてください。


  • 相手の事をもっと深く知りたいと思わないか?
  • 相手の事を知り尽くした上で、話すことがないと思っているか?
  • そうならば、あなたは相手の事をどれだけ知っているのか?
  • 今、何が話の合わない二人をつなぎとめているのか?

書き出すことで客観視できる


先ずは、これらを参考にしていただき、考え付く全てを書き出してみてください。

書き出したら、頭の整理もついて、少し楽になっている自分に気がつくのではないでしょうか?

書き出してみることのポイントは、自分が相手をどうとらえているかを客観的に見ることにあります。

書き出して、それを見ることで、自分の感情に対して客観的な視点が得られます。

そうすると、感情にどっぷりつかって、感情に流される状態から、抜け出せるので、自分の中で結論がでたりします。

相手と話し合う


整理がついたら、相手と正直な気持ちで話しをするのがよいでしょう。

相手と話をする際には、感情的にならずに話をしたいこと、二人の関係を壊したくないこと、前向きに建設的に話がしたいこと、そして、話があわないと思って悩んでいることを伝えることが大切だと思います。

いきなり、「話が合わない」と切り出すと相手の感情を損ねる可能性があり、余計話せなくなります。

話すときには、自分の考えを押し付けて相手を説得することが無いように気をつけましょう。

お互いが、よい聞き役であるように心がけましょう。


どちらかが、相手に対して遠慮して自分を抑えている状況があれば、対等な腹を割った話は出来ませんので、それは話が合わない以前の問題です。

大事なのは、話し合いで相手から出た言葉に、感情的にならず執着せず話し合いによる成り行きを恐れないことです。

また、あなたに恐れがあると、自分を抑えたり、相手をコントロールしようという力が働きますので、腹を割った話し合いは出来ません。

人と人との関係には相性というものがあり、合わない人どうしは合わないので、これはどうしようもありません。

相性が合わなくても、いろいろな部分で魅かれることは多々あり、付き合ってみたら関係を続けられなかったという事は良くあります。

共通の話題や一緒に時間を過ごせる趣味が、現時点はどうしてもないけれど、関係を維持したいという場合は、お互いが今までの行動パターンから抜け出して、あたらしいことに目を向ける必要があるでしょう。

自分は自分のスタイルを貫くので、相手が自分に合わせればいいという、自分勝手な考えは捨てなければなりません。

一緒に何か新しいことをやってみたら、今まで知らなかった、意外な共通点に気づくかもしれません。

自分の新しい部分に気づくいい機会かもしれません。

今までの自分と相手に対する固執した考えを捨てて、何か新しいことをやってみたらいかがですか?

以前、“観念が恋愛観と人間関係を変える”の記事で、恋愛・結婚関係において、どちらかの意識が一方より大きく進化すると、お互いの間に大きなギャップが生まれてすれ違いが起きることについて書きましたので、そちらも興味あればご覧ください。