波長とであいの関係、そして、過去がつくる現状

過去の体験があなたの見る世界をつくる


今の自分を客観的にみると、「ああなっていなかったら、こうなっていなかった」、「あの出会いがあったから、こうなった」というように、いい意味でも悪い意味でも思うことがあるかと思います。

具体的に言うと、「あの出来事さえ無ければ、今はこんなに悩んでないのに」と、悔いているトラウマ的なこともあるかもしれません。

また、「あの人とであったがために、今、私は苦しんでいる」と、ある人との出会いをネガティブにとらえているかもしれません。

逆に、「あの人にであったおかげで、今の自分がある」と感謝しているかもしれません。

今のあなたが、今までであった人と今までの出来事をどうとらえようと、○○だったから、今こうなっているという関係づけは同じですよね。

自分が、過去の出来事と現状との間に因果関係を見ていることに気づくと思います。

人は過去に体験したことをベースに、物事を見て、解釈する習性があります。

言い方を変えれば、あなたの今見ている世界はあなたの過去の体験の影響を大きく受けているのです。

例えば、あなたの異性に対する見方も、あなたの過去の体験の影響を受けていると言えます。

「男はみんな同じ」とか、「女はこういうもの」と決めつけて、「だから、こういうことをすればおちる」とか、「こういう風に扱わなければつけあがる」とか言う人たちがいますが、これは、その人たちの過去の体験を反映させた意見です。

体験人数が多くても、体験をする世界、すなわち、その人が見ている世界が限られた範囲のものであれば、その人の見方は限られたままになります。

そう考えると、恋愛経験が多い人ほど視野が広いということはないという事がわかります。

経験は多いほどいいとよく言いますが、視野が狭いと経験が増えれば増えるほど、狭い視野の考えに対する自信が裏付けされていき、頭でっかちの頑固者になる危険性があります。

あなたの見ている世界が限られていれば、あなたの興味の範囲も限られるので、あなたの行動パターンも限られます。

そうすると、同じタイプの人たちばかりと出会うようになります。

Source: creativity103.com

波長を変えると出会いのパターンが変わる


ここで言う同じタイプの人たちは、同じ波長の人たちとも言い換えられます。

ですから、数多くの人と恋愛関係を持っても、みんな同じ波長の人たちだったりするのです。

他の波長の人たちもいるのですが、その人たちはあなたの見ている限られた世界の外にいるので、なかなかであう機会がありません。


聞いたことがあるかもしれませんが、ラジオでの例え話が判りやすいかと思います。

あなたは、ラジオをあるラジオ局の一定の周波数に合わせます。

ヘビメタ専門局だったら、ずっとヘビメタを聞いていることになります。

クラシック専門局なら、ずっとクラシックというように。

あなたが、恋愛関係において同じタイプの人ばかりと出会うのも、これらの人たちの周波数にあなたがラジオのようにチューニングを合わせているからです。

これは、恋愛関係だけでなく、あなたの周りの人たち、特によくつるむ人たちにもあてはまります。

この例えは、ちょっと大雑把過ぎて、例外もあるかと思いますが、あながち間違いではありません。

ですから、あなた自身が自分の周波数を違う周波数に変えれば、違う波長の人たちと出会えます。

もしあなたが、異性に対し決めつけたネガティブな考えを持っていれば、そうでない異性もいるということに気づくでしょう。

もしあなたが、同じような状況を繰り返していて、行き詰まり状態にあるなら、そこから抜け出せるでしょう。

今の状況が自分の過去の体験からつくられた固定観念であることを認め、今ある状況に執着するのを辞めると、あなたは今と違う周波数に自分を合わせる事ができるようになり、出会いのパターンも変わります。

これについて詳しくは、“過去への執着とあなたが創りだす自分像”をご覧ください。