こだわりの集合化
前回の記事で、こだわりがライフスタイルに与える影響について書きましたが、同様のこだわりのライフスタイルを持った人たちが、グループ化すると厄介なことになりかねません。
こだわりのライフスタイルを持った人たちが閉鎖的な場合、自分たちのスタイルが全てと信じて、「この生き方がカッコいい」といって、他の人たちをその他大勢の一般人扱いし、自分たちと違う人種扱いして見下したり、軽蔑したりします。
逆に、おせっかいの場合は、「この素晴らしい生き方をもっと広めるべきだ」とまるで自分たちが救世主のようにふるまい、他の人たちに押し付けようとしたりします。
過度のこだわりのせいで、色々な生き方があるのを認めようとせず、視野が非常に狭い状態になってしまいます。
こうなると、自分の狭い垣根の中しか見ていない状態なので、垣根の外に無数にあるチャンスをことごとく逃してしまいます。
こだわることで、自分を檻の中に入れて、自分で自分の自由を奪ってしまうのです。
こだわりはであいのチャンスの妨げになる
あなたの恋愛と人間関係についてもこれが当てはまります。
もし、あなたが、いい人がいないとか、いいであいが無いと嘆いているなら、今持っているこだわりを捨てて、今までかっこ悪いと思っていたことをやってみたり、今まで関わらなかった人と話してみたりしてみたらどうでしょうか?
であい系サイトに登録していなかったら、登録してみたらどうでしょうか?
かっこいいであいの形も、かっこわるいであいの形もありません。
あなたがこだわっている理想の恋愛の形は、一つ前の記事で述べたように誰かが提唱したものかもしれません。
あなたが現状で考えられる、「利益があるない」という判断をベースに人付き合いしていると、話をする人を選んだり、あるタイプの人をさげすんだりしてしまいます。
そうすると、あなたは、あなたの人間関係の幅を狭めてしまうので、入ってくる情報も限られてしまい、であいの機会を逃します。
であいの機会は、思いもよらない所から入ってくるものです。
こだわりが強いと人をよせつけない
こだわりが強い人は、一般的に頑固で我が強いです。
人を寄せ付けません。
自分の殻が一番と思い込み、殻に閉じこもっています。
年をとっても魅力的で幸せな人には、こだわりがありません。
そういう人は、その人にとって新しい意見や、科学では理解しがたい事象などについても、否定しないで聞く耳を持ちます。
こうでなければいけないという事は、あなたの中にある主観的な判断に過ぎず、実際は存在しないのです。
こだわりは、独りよがりであるケースが殆どです。
本当にこだわる価値があるのか、こだわりつづけるとこの先どうなるのか、自分にとってプラスになるのかをよく考えてみてください。
こだわりで人との付き合いを遮断しまうのは、あなたの人生で最大の機会損失につながります。