直感を勘違いしていませんか?

直感とは?


あなたは自分の直感を信じますか?

よく「直感の通りになった」とか、「直感に従えばよかった」とか言うことも良く聞きます。

また、「私の直感はあたらない」という人もいます。

「私は直感がない」という人もいます。

では直感とは何でしょうか?

“直感”は“直観”と記されることもあり、意味も区別されます。

“感”の方の“直感”は、広辞苑によると「説明や証明を経ないで、物事の真相を心で直ちに感じ知ること」とあります。

“観”の方の“直観”は、これも広辞苑によると「精神が対象を直接に知的に把握する作用」と書かれています。

いづれにせよ、自我があれこれ考える前に、それ以上の精神的なレベルで、物事の真相を感じる力であるようです。

実は直感は誰もが持っているものなのです。

あなたの直感力は練習により研ぎ澄ますこともできるし、逆に、日々の生活の中で鈍化させることもできます。

アメリカでは、軍隊最前線の指導者の直感力を増すためのトレーニングまで行われたという事実もあります。

また、直感をハイヤーセルフとか高位の存在によるメッセージと捉えている人もたくさんいます。

これも、英語の“intuition”という言葉の語源をたどると、納得です。

“intuition”は、ラテン語で精神的洞察とかスピリチュアルコミュニケーションの意味があり、真ん中の“tuit”の部分には教えるという意味もあるそうです。

「直感があたらない」とか「直感力がない」とか「直感を信じられない」と言う方は、直感について誤解しているか、邪念が多すぎる可能性があります。




直感は色々な形でおりてくる


直感について誤解しているというのは、直感とは頭に浮かぶものと思い込んでいる人が多いということです。

直感は、直接的に思いとして現れるものではなく、色々な形で現れるものです。

具体的に言うと、身体のサインとしても現れます。

例えば、体のどこかに痛みを覚えるとか、頭の一部がピクピクするとか、電気的感覚が走るとか、何故かわからないけど胸騒ぎがして寝れないという状態も直感があなたに何かを伝えようとしている可能性が有ります。

また、視覚に入ったあるものが気になった(例えば、机の上のペンなど)等も直感の作用であることがあります。

その時は無視したものが後で必要になった、なんてことはよくあるものです。

「実はあの時、気になったんだよね」って話よく聞きますよね。

嗅覚で臭いとして感じる人もいます。例えば、においがしないはずの場所で、においを感じることがよくあるとか。急に、どこからか線香のにおいがしたとかもあります。

どこからか、何かを聞く(声が降りてくる)という人もいます。

また、何も口にしてないけど、味覚がするという人もいます。

イメージを見る人(心の目で)もたくさんいます。

直感と言うのは、いろいろな形で感じるものなのです。

恋愛や人間関係において、直感は、正しく受け取ることができれば、非常に役立ちます。

わたしたちの自我は、固定観念からくる疑いの気持ちで直感を打ち消してしまいがちです。

つづきは、次回の記事をご覧ください。直感を妨げるものと、本来わたしたちに備わっている直感により気づく方法についてです。